マトリョーシカの開け方

【マトリョーシカの正しい開け方】


●マトリョーシカをひねったり、ねじって開けるとキキキ…と嫌な摩擦音がしますので、避けてください。
 マトリョーシカの接合部分はねじ式ではないため、ひねると開けにくくなりますし、木が傷んでしまいます。
 マトリョーシカを横向きにして、両手で持ち、焼きいもを割るように斜め下方面に押し下げながら引っ張ると開けやすいです。

●大きなマトリョーシカの場合はみぞおちの部分に横向きのマトリョーシカをあてがい、自分の体でマトリョーシカを支えながら、上記の方法で開けると「ポンッ!」とよい音がして開きます。


(1)みぞおちのあたりにマトをあて、
両手でしっかり持つ。
 (2)少し斜め下に引っ張る。 (3)ポンと音がして、開く。


●小さなマトリョーシカは、台に布巾を敷き、ハンカチなど薄手の布をかぶせて開けると開けやすいです。
 次項の滑り止めマットを使って開ける方法も簡単に開きますので、ぜひお試しください。


●ドーム型や球形のマトリョーシカが開けにくい場合は、100均などで売っている、滑り止めマットを適当な大きさに切り、上部にかぶせてから開けると、簡単に開きます。
 通常の形のマトリョーシカでも、開けやすくなりますので、お子様や手の力が弱い方はぜひお試しください。


マットを小さく切って、上部にかぶせてから開けます。




【マトリョーシカが開かない場合】


●作ったばかりのマトリョーシカは、接合部にニスが貼りついて、くっついてしまっている場合があります。
 マトリョーシカを平らな台の上に置き、上から押してマトリョーシカを少し変形させてやると、
ニスが剥がれて開けられるようになります。
 「パキッ!」と音がしますが、ニスの部分が割れただけですので安心してください。


●日本はロシアより湿気が多く、梅雨時や夏場は木が水分を含み、少し膨張します。 
 どうしても開かないときは無理やり開けず、秋冬の乾燥時まで待ってから開けるといいです。


●最初から接合部分が固い場合は、上側のマトリョーシカの接合部の裏面を少しだけ紙やすりで削ると、
 開けやすくなります。削りすぎると、緩くなりすぎますので、少しずつ様子を見ながら削ってください。



 
【マトリョーシカが簡単に開いてしまう場合】


●接合部分が緩い時は、上側・下側マトリョーシカの接合部に蜜蝋(みつろう)のロウソクをこすりつけると、
 パカパカ開きにくくなります。 (普通のロウソクでは効果がありません。)

●上側マトリョーシカの裏に布テープを張る方法もあります。


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